必要換気量と換気回数のめやす

2020/10/20

オフィスビルの換気方式は、換気に機械を利用するかしないかによって
「自然換気方式」と「機械換気方式」とに分けて考えます。

自然換気方式は、建築基準法で「一般居室は床面積の20分の1以上の有効な開口部を設ける」と
定められており、窓などの排気口と給気口を設けて自然の風を利用して換気します。

機械換気方式よりも省エネルギーで低コストですが、常に一定の風量確保をしにくいのが難点です。
そのためオフィスビルでは、機械換気方式が一般的となっていて2つの方式を併用するケースもあります。

 


オフィスビルは住宅と違って、大勢の人たちが働いている空間です。
そのため機械換気計画では、人間の呼吸での二酸化炭素濃度を基準として必要換気量で
1人当たりの新鮮な空気量を25~30㎥/時を目安として確保します。
ちなみに、建築基準法では、20㎥/時と定められています。

 



ほかにも、OA機器や照明器具などから出る熱の処理も考慮に加えたり
シックハウス法の換気回数、0.5回/時も満たす必要があります。

換気回数は、換気量をその部屋の容積で割った値のことで、
「1時間に室内の空気が何回入れ替わるか」をあらわしています。



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