フリーアクセスフロアーと床下配線
2020/09/18
オフィスの電算室のような大量の配線を必要とする部屋は
ケーブルを床上に出していると、ごちゃごちゃとして見た目もよくありませんし
なによりも、通行する人の妨げになったり、転倒したりしてケガの可能性もゼロではありません。
そこで、配線は床下スペース、もしくは天井ないスペースで展開するのが適切です。
この床下スペースのことを「フリーアクセスフロアー」といいます。
床下に自由に配線ができ、床上の机や機器の配置が変更になっても
床下の配線変更が容易に行えるのが大きな特徴です。
床面はフロアーパネルといって、次のような材質で作られます。
・アルミダイキャスト製
・コンクリート製
・スチール製
サイズは600角や500角が主流となっており
この上に「ビニールタイル」「カーペット」「高圧ラミネート」などの仕上げ材が張られます。
重要なのは、耐震性能があること、静電防止の措置が講じられていること、防塵性があること
床下への配線ルートを確保していることなどが挙げられます。
フロアーパネルをささえる支持脚以外は何の障害もない空間ですので
機器間を迂回することなく直線的に配線できますが、弱電・通信系の栓も通るので
強と寂の離隔距離は守るようにしなければなりません。
また、弱電線を電力線と平行に敷設すると、誘導でノイズがのりやすくなってしまいます。
具体的には、強電と弱電は直交させるように
ケーブルの敷設エリアをあらかじめ決めておくことがおすすめです。
また、防火区画、排煙区画をまたいでいるフリーアクセスフロアーは床下に区画が必要となります。
区画処理の方法なども含めて所轄の消防署との打ち合わせが必要となります。
茨城県ひたち市にあるにある「株式会社 東洋電興」ではオフィスや店舗の電気工事にも対応しております。
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